さて、既報の通り5年ぶりの来日公演が決定しているUnderworld。
そして今回はサカナクションとのダブルヘッドライン公演でもあります。
日本におけるUnderworldの知名度を考えると、今回の公演は
サカナクションのファンが観客の大半を占める
ことになるのは想像に難くありません。ということは…
「サカナクションのライブ行くぞ!Underworld?名前だけ知ってるし、ついでに観るか」
という方もいらっしゃるのでは、と思います。むしろ、
「名前も知らん。サカナクションさえ観れたらいい」
という方もいらっしゃるでしょうし、
下手したら、UVERworld(ウーバーワールド)と勘違いしている方もいるかもしれません。
ここで私はUnderworldをご存じないサカナクション好きの方に伝えたい。
サカナクションのライブさえ楽しめたら、100点かもしれません。
しかし、予めUnderworldのことを知っていただき、Underworldのライブも楽しむことが出来たとしたら…
その日が120点、それどころか200点になるかもしれない。
そう思いませんか?
そして今回の公演をきっかけに、1人でも多くの方にUnderworldのことを知っていただきたい。
そんな思いからこの度、私は当記事を作成いたしました。
はじめに
正直、今の世の中ネットで調べればナンボでも情報を入手できます。
ただWikipediaは情報量が多すぎますし、簡潔に情報がまとまっているページがあるわけでもない。
なので、効率よくUnderworldのライブを予習していただけるよう以下の通り構成しました。
サカナクション好きに伝えたいUnderworldのこと その①:Underworldの歴史について知る(当記事) その②:定番曲について知る→こちら その③:最近の動向について知る→こちら その④:Underworldのライブを知る→こちら その⑤:来日公演のセットリストを予想→こちら
(本当は1記事にまとめたかったのですが…無理でした)
当記事は入門編ということで、そもそもUnderworldって何者なのよ?という疑問に対して簡単に解説いたします。
Underworldとは
どんな人?
まず、最初の30秒だけでいいので以下の動画(PV)をご覧いただきたい。
どこかで聴いたことありませんか?
そうです。この曲作った人がUnderworldなんです。
とりあえず、イギリス出身のエレクトロミュージック・グループと覚えていただければOKです。
現在のメンバー
リック・スミス
1959年5月25日生まれ。Underworldのプロデューサーにしてサウンドの要。
ライブではミキシングを担当。長身でメガネ。
カール・ハイド
1957年5月10日生まれ。ボーカル担当。作詞もカールによるもの。
ライブでは歌いながらとにかく踊って観客を煽る。
2022年時点のメンバーは以上の2人です。これから増えることもないでしょうけど。
どちらも60歳超えてるんですね〜。
5分以内でわかるUnderworldの歴史
Underworldの歴史、そして日本との関わりを語る上で、大事なことだけを表にしました。
年 | 出来事 |
---|---|
1980 | リックとカールが大学の学生寮で出会う。 |
1987 | 数回のバンド結成〜解散を経て、5人体制のバンド「Underworld」を結成。 2枚のアルバムを発売するものの、あまり売れず。 |
1991 | リックとカール以外のメンバーが脱退。DJのダレン・エマーソンが加入して3人体制となり心機一転。現在のUnderworldの礎を築く。 |
1994 | 新体制になってからの1stアルバム「Dubnobasswithmyheadman」発売。 初来日したのも、この年。 |
1996 | 1995年に発売したシングル「Born Slippy」のB面に収録された「Born Slippy Nuxx」が、映画「トレインスポッティング」に採用され大ヒット。 |
1999 | フジロック・フェスティバル初出演。 |
2000 | ダレン・エマーソン脱退。リックとカールの2人体制に。 |
2005 | 当時にしては珍しく、ダウンロード限定作品の発売を開始する。 |
2012 | ロンドン五輪の音楽監督を務める。 |
2016 | サマーソニック初出演。 |
2022 | 5年ぶりに来日。←いまここ |
リックとカールは40年以上の相棒。元々はロック・バンドだったのです。
そしてロンドン五輪では音楽監督を務め、世界的に名が知られている。
更に親日家であり、2大野外フェスのフジロックとサマソニでヘッドライナーを務めているので、日本でも一定以上の評価を得ていることがおわかりいただけるのではないかと思います。
これでよりUnderworldの歴史を知りたくなった方は、Wikipediaで詳細をご確認ください()
ちなみにこれまでの来日公演については当ブログの別記事にまとめております。
サカナクションとの共通点
以上を踏まえて、この度共演するサカナクションとUnderworldの共通点について考えてみます。
そんなのあるかって?
私はサカナクションに詳しいわけではないのですが、一つだけ言えることは
クラフトワークから強い影響を受けている
ことが挙げられるのではないでしょうか。
クラフトワークといえばこの世にテクノを生み出したレジェンド。
サカナクションとUnderworldどちらも影響を受けていることを公言しています。
サカナクションってライブでクラフトワークっぽい格好してミキサーいじってますもんね。
こんな感じで。
そしてUnderworldがロック・バンドを経て現在に至る、というのは先ほど書いたとおり。
ライブでもギターを弾いたり、テクノのライブとは思えないほどに観客を煽ります。
つまり、
サカナクション→テクノっぽいこともやるロック・バンド
Underworld→ロックっぽいこともやるテクノ・バンド
と言えるでしょう。
最後に
いかがでしょうか。
一気に親近感が湧いてきましたよね。
Underworldにますます興味を持ちませんか?
持ちましたよね?(無理矢理)
おめでとうございます。これで貴方もUnderworldの世界に仲間入りです。
というわけで入門編はこれにて終了。
次回はライブに向けて知っておいていただきたい定番曲について解説いたします。
↓の記事です!是非とも御覧くださいm(_ _)m
サカナクション好きに伝えたいUnderworldのこと その①:Underworldの歴史について知る(当記事) その②:定番曲について知る→こちら その③:最近の動向について知る→こちら その④:Underworldのライブを知る→こちら その⑤:来日公演のセットリストを予想→こちら